九里半歴史文化回廊
岐阜県大垣市
九里半街道は、揖斐川の支流である牧田川上流の船附・栗笠・烏江の濃州三湊(岐阜県養老町)から米原の朝妻湊まで至る街道で、距離がおよそ九里半(38km)あることから九里半街道といわれた。水運と陸運を利用して、名古屋や伊勢方面の荷物を関西・北陸方面へ一番短く、早く、安く運べるルートであった。2軒の問屋(五井家)のある所が中心地となり、江戸時代栄えた。また、関ケ原の南に位置する大垣市上石津町牧田地区は、関が原合戦の舞台の一つとしても有名である。西軍だった薩摩の島津隊が負けを確信して、隊を退くのに敵の大軍の中を突破して薩摩に生き帰ったという話しがあり、その合戦の舞台となった地域である。
多良歴史回廊案内の会
岐阜県大垣市上石津町多良地区は、四季織りなす美しい四方の山々、鈴鹿山脈の峰々を源とする清流牧田川。その流れに沿って開けた里山「多良」は、長い時代を経て幾多の歴史を刻んできました。明智光秀の多羅(城)出生説を裏付けるのは、江戸時代の国学者・塙保己一が著した「続群書類従」の「明智系図」と「大日本資料」(東京大学史料編纂所所蔵)の「明智氏一族宮城家相伝系図書」に、享禄元年(1528)に美濃国多羅(城)で生まれたと書かれていることからである。多羅城の位置はいまだ特定できていませんが、可能性のある山城跡を見ていただくことで、歴史ロマンを共に味わってみませんか。
南島原ガイドの会 有馬の郷
長崎県南島原市
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産の一つ原城跡を巡るルート。有馬キリシタン遺産記念館で概要を勉強した後、原城跡現地へ。建物がないので、ぜひガイドの説明を聞いて、当時の思いを理解してください。
和水町観光案内の会
熊本県玉名郡和水町
熊本県玉名郡和水町にある肥後民家村の中に、清原古墳群(前方後円墳3基、円墳1基)があり、国史跡となっている。江田船山古墳は、全長62mで古墳内部の石室も見学でき、ロマンを感じさせます。明治に発掘された豪華な装飾品や刀剣類は、東京国立博物館に展示保管されていますが、本物そっくりのレプリカが敷地内の資料館に展示されています。また、道路はさんだ東側には、トンカラリン遺跡があり、全長445.1mに及ぶトンネル遺構があります。邪馬台国の存在を示すものである可能性もあり、ミステリアスな空間となっています。
時山文化伝承館
時山文化伝承館は岐阜県大垣市の時山地区にあります。この地区は、上石津を南北に横断する牧田川の源流に位置しており、水や空気がとっても綺麗で、すこし素朴な場所になります。時山文化伝承館では、この地域独特の伝統や文化を、受け継いで伝えていく為に紹介しています。館内では、伝統的な時山炭の炭焼きの道具や、炭に関連した生活用品など様々なものが展示されております。囲炉裏で時山特産の炭を使用し、火を灯したりします。
上天草マイスターガイド
熊本県上天草市
天草の歴史を楽しく紹介いたします。戦国時代の頃の天草の状況から天草四郎の生い立ちや島原の乱が起きる流れなどを詳しくお話します。また、天草の自然や特産品などの話も交えながらガイドを行います。
湯島は有明海の真ん中に位置する周囲4kmの小さな島です。人口は約280人。ゆっくりと流れる穏やかな時間を過ごせます。近年は、猫が多くいることから猫の島としても有名です。また、島原・天草一揆で天草四郎が談合の地として利用したと言われており、そのゆかりの場所も複数あります。その他、日本ロマンチスト協会に認定された「恋する灯台」も必見です。
松合の町並み保存会
熊本県宇城市
熊本県宇城市不知火町松合地区は、江戸時代漁業と醸造・廻船で栄えた町です。肥後藩随一の港町として、水揚げされた魚は藩用に供されました。海産物加工品は近隣諸国から遠く関西まで運ばれました。江戸時代初期から酒造りから始められ、萬屋・財布屋・阿波屋・新酒屋の4軒で戦国ほどの酒が造られました。山が海に近い中、家が密集しているため、火事が多く、1826年から1831年の間に大火が4度あり、871戸焼失しています。そのため、被災者救済と防火対策が行われ、港の整備・道の拡充(火除け道)・移転とともに、火事に強い住宅の整備として白壁土蔵の家づくりが進められました。現在の町並みはその時出来上がったものです。
五木村観光案内人 ぴーあーるし隊
熊本県球磨郡五木村
五木村は、熊本県南部に位置し、全国的には子守唄の里として知られ、日本三大急流の一つ球磨川の支流で、清流日本一と言われる川辺川が流れ自然豊かな村です。川辺川ダム計画によって姿を変えた村の中心部を巡るコースは、道の駅~阿蘇神社~高台~頭地大橋~旧集落~正調五木の子守唄~道の駅で、1時間から1時間半程度で回ります。阿蘇神社は、1200年の歴史があり、移転前は西俣・東俣の二つのわかれていましたが、現在の位置に新しく建てられたと同時に合祀されました。建物の一部は、移築されています。頭地大橋は高さ70mあり、ダム計画の規模の大きさや山深さを感じます。自然の中で聞く五木の子守唄は、圧巻です。中心部を巡るコース以外も、鍾乳洞のある白滝公園、樹齢600年以上の宮園の大イチョウをはじめ、自然豊かな場所をご案内します。
三角西港ガイドの会
明治三大築港の三角西港は、オランダ人水理工師ムルドルの設計と日本人石工の技術が融合した港湾都市として、明治20年(1887)に開港しました。国の特別輸出港に指定され、三池炭鉱の石炭を輸出していました。「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」23の構成資産の一つとして、平成27年(2015)7月に世界文化遺産に登録されました。明治期の港が完全に残るのは、日本でここだけです。 国重要文化財の「石積埠頭」「排水路」や国登録有形文化財「龍驤館」「旧三角海運倉庫」など歴史的建造物の説明とともに、海を見ながら当時なぜここに港を作ったのかを理解いただきます。すばらしい景色を堪能しながら、明治時代に思いをはせる話を聞いてみませんか。