湯島は有明海の真ん中に位置する周囲4kmの小さな島です。人口は約280人。ゆっくりと流れる穏やかな時間を過ごせます。近年は、猫が多くいることから猫の島としても有名です。また、島原・天草一揆で天草四郎が談合の地として利用したと言われており、そのゆかりの場所も複数あります。その他、日本ロマンチスト協会に認定された「恋する灯台」も必見です。
上天草~湯島(フェリー)
道の駅「上天草さんぱーる」から約1km西北方面にある江桶戸港から湯島行のフェリーに30分ほど乗って向かう。
概略説明
湯島港でガイドさんと待ち合わせ。本日のコースの概略説明。猫もお出迎え。
海水浴場とアコウの木
透明度が高い海水浴場と樹齢200年を超える立派なアコウの木が、まず出迎えてくれる。
夕陽スポット
対岸の天草下島(天草市本渡方面)と島原半島の間に沈む夕日は絶景とのこと。(特に、8月と2月は天草本渡(左島)と島原半島(右島)の間に沈む)
西側の海岸線を歩く
黒い玄武岩が海岸にごろごろ転がっているが、潮の流れが速く海藻類が一切ついていないとのこと。一方、一枚岩で白い岩も玄武岩で、これも珍しいそうだ。
一ちょ墓
1792年対岸の雲仙普賢岳の大噴火が起き、熊本や天草に5~20mの大津波が寄せ、湯島の海岸にいくつもの死体が打ち上げられたそうです。その霊を祭った供養碑です。
恋する灯台(日本ロマンチスト協会認定)
一ちょ墓から坂を上ると、灯台が見えてくる。大正時代に建てられた灯台で、昭和30年代までは有人だとのことです。2016年に、恋する灯台に認定された。奥には白い雲に頂が隠れている雲仙普賢岳が見える。海は波が立ち、海流が速く、魚が締まっておいしいとのこと。
頂上付近(標高104m)
灯台から坂を10分ほど登ると、平たい頂上付近に着きます。ダイコン、菜の花、サツマイモなどの農作物が植えてあり、農業も島の大事な産業の一つだそうです。
峰公園
頂上付近にある峰公園には、島原の乱(1637~1638年)を起こす前に、天草四郎たちの談合が行われていたという跡の碑がある。今では木が生い茂っているが、当時は島原半島や天草が望め、各地から集まり、談合するには最高の場所だったそうだ。湯島は、別名談合島と言われている。また、湯島ではそのときに使用された武器を製造されていたとのこと。
諏訪神社
頂上から一気に下る途中に、諏訪神社があります。ここには、武器を製造するために鍛冶職人が鉄を鍛えるために使用した鍛冶水盤があります。峰公園近くで発掘されたそうです。
猫たち
湯島は、根木島としても有名で、猫スポットの看板がある所には猫たちがいて、島には200~300匹いるそうです。
ボランティアガイドさんをインタビューしました
上天草マイスターガイド
上天草マイスターガイドとは、上天草の歴史や豊かな自然環境を活かした様々な観光体験などをお客様に提供する地元ガイドです。地元のガイドとお話しながら、より深く地域の魅力を楽しんでみませんか。
- 所在地
- 〒869-3603 熊本県上天草市大矢野町中11582-36 (一社)天草四郎観光協会
- 電話番号
- 0964-56-5602
ツアープラン情報
- ツアー名
- 湯島ガイドツアー
- 対象
- ガイドテーマ:湯島の案内
- 料金
- 1人の場合:2,000円
2〜10人の場合:1,000円/人 - 開催日時
- 8:30〜17:30
- ツアー時間
- 1時間30分
- 予約受付
- 7 日前まで
- お問い合わせ
-
上天草マイスターガイド
- TEL
- 0964-56-5602
- 営業時間
- 8:30〜17:30