
時山文化伝承館は岐阜県大垣市の時山地区にあります。この地区は、上石津を南北に横断する牧田川の源流に位置しており、水や空気がとっても綺麗で、すこし素朴な場所になります。時山文化伝承館では、この地域独特の伝統や文化を、受け継いで伝えていく為に紹介しています。館内では、伝統的な時山炭の炭焼きの道具や、炭に関連した生活用品など様々なものが展示されております。囲炉裏で時山特産の炭を使用し、火を灯したりします。
時山文化伝承館
時山は、古くから近江と美濃・伊勢を結ぶ主要間道五僧越の途上にあったため、山越商人の往来が盛んでした。その時山の最大の産業が炭であり、また炭焼きの製法が独特で、門外不出を守ったとされていましたが、1960年以降高度成長の波にのまれ、一気に衰退し、現在はひとりの炭焼き職人もいなくなってしまいました。現在30戸ほどの集落で、時山の文化を広く伝えようと、1996年(平成8年)に時山文伝承館がオープンしました。
時山炭
時山炭は、樹齢30年以上の原木を使い、独特の形の窯や焼き方から断面に放射線状に割れ目がある、硬くて火持ちの良い炭になるそうです。ここでは、炭の見本や炭焼きの展示コーナーを見ることができます。
時山花火
江戸時代、安永年間(1772~1780年)と文政12年(1829年)の2度にわたって大火があり、多くの家が焼失しました。その時に、神頼みし、一部の家が焼失を免れたので、神へのお礼として、神社の例祭に花火を奉納したのが始まりで、約200年、今でも続いています。当初は1か月ほどかけて自分たちで製造していました。毎年9月の第3土曜日に開催される時山まつりで花火が披露されています。
時山刺し子
刺し子は、布を重ね合わせ、一針一針縫い、長い時間をかけて、一面に糸で細かく幾何学的な模様を刺し縫いをしていきます。傷んだ布の補強や、防寒のために、医療用に刺し子をしたことが始まりと言われています。
時山刺し子においては、炭焼きする時の仕事着に刺し子をしたのが、はじまりと言われています。
時山刺し子教室
地域おこしの一環として、刺し子の技術を残していこうという話しが出て、始めた教室です。30年以上の歴史があり、先生は時山地区に住んでいる方が行い、生徒さんは岐阜県内をはじめ、愛知・三重からも見えています。時山文化伝承館の開館日である水曜日・土曜日に開催されています。(1月~3月は休館)
見学も行っていますので、お気軽にお越しください。
機織機
時山文化伝承館の2階には、機織機(はたおりき)があり、そちらをやっている方もいます。
時山刺し子展
毎年10月には、時山刺し子展があり、展示即売会が開催され、多くの方が来場されます。それに向けて、制作に励んでいる方も多く、自分の作品が売れることが一つの励みになっているようです。

時山文化伝承館
時山文化伝承館は岐阜県大垣市の時山地区にあります。この地区は、上石津を南北に横断する牧田川の源流に位置しており、水や空気がとっても綺麗で、すこし素朴な場所になります。時山文化伝承館では、この地域独特の伝統や文化を、受け継いで伝えていく為に紹介しています。館内では、伝統的な時山炭の炭焼きの道具や、炭に関連した生活用品など様々なものが展示されております。囲炉裏で時山特産の炭を使用し、火を灯したりします。
- 所在地
- 〒503-1635 岐阜県大垣市上石津町時山864番地1
- 電話番号
- 0584-45-3755
ツアープラン情報
- ツアー名
- 時山文化伝承館
- 対象
- テーマ:時山文化の伝承
- 料金
- 入館料
一般:110円/ひとり
団体(20人以上):80円/ひとり - 開催日時
- 午前9時から午後5時まで
- お問い合わせ
-
時山文化伝承館
- TEL
- 0584-45-3755
- 定休日
- ※ 水曜・土曜のみ開館
- 営業時間
- 午前9時から午後5時まで