上天草マイスターガイド
熊本県上天草市
湯島は有明海の真ん中に位置する周囲4kmの小さな島です。人口は約280人。ゆっくりと流れる穏やかな時間を過ごせます。近年は、猫が多くいることから猫の島としても有名です。また、島原・天草一揆で天草四郎が談合の地として利用したと言われており、そのゆかりの場所も複数あります。その他、日本ロマンチスト協会に認定された「恋する灯台」も必見です。
松合の町並み保存会
熊本県宇城市
熊本県宇城市不知火町松合地区は、江戸時代漁業と醸造・廻船で栄えた町です。肥後藩随一の港町として、水揚げされた魚は藩用に供されました。海産物加工品は近隣諸国から遠く関西まで運ばれました。江戸時代初期から酒造りから始められ、萬屋・財布屋・阿波屋・新酒屋の4軒で戦国ほどの酒が造られました。山が海に近い中、家が密集しているため、火事が多く、1826年から1831年の間に大火が4度あり、871戸焼失しています。そのため、被災者救済と防火対策が行われ、港の整備・道の拡充(火除け道)・移転とともに、火事に強い住宅の整備として白壁土蔵の家づくりが進められました。現在の町並みはその時出来上がったものです。
五木村観光案内人 ぴーあーるし隊
熊本県球磨郡五木村
五木村は、熊本県南部に位置し、全国的には子守唄の里として知られ、日本三大急流の一つ球磨川の支流で、清流日本一と言われる川辺川が流れ自然豊かな村です。川辺川ダム計画によって姿を変えた村の中心部を巡るコースは、道の駅~阿蘇神社~高台~頭地大橋~旧集落~正調五木の子守唄~道の駅で、1時間から1時間半程度で回ります。阿蘇神社は、1200年の歴史があり、移転前は西俣・東俣の二つのわかれていましたが、現在の位置に新しく建てられたと同時に合祀されました。建物の一部は、移築されています。頭地大橋は高さ70mあり、ダム計画の規模の大きさや山深さを感じます。自然の中で聞く五木の子守唄は、圧巻です。中心部を巡るコース以外も、鍾乳洞のある白滝公園、樹齢600年以上の宮園の大イチョウをはじめ、自然豊かな場所をご案内します。
三角西港ガイドの会
明治三大築港の三角西港は、オランダ人水理工師ムルドルの設計と日本人石工の技術が融合した港湾都市として、明治20年(1887)に開港しました。国の特別輸出港に指定され、三池炭鉱の石炭を輸出していました。「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」23の構成資産の一つとして、平成27年(2015)7月に世界文化遺産に登録されました。明治期の港が完全に残るのは、日本でここだけです。 国重要文化財の「石積埠頭」「排水路」や国登録有形文化財「龍驤館」「旧三角海運倉庫」など歴史的建造物の説明とともに、海を見ながら当時なぜここに港を作ったのかを理解いただきます。すばらしい景色を堪能しながら、明治時代に思いをはせる話を聞いてみませんか。