団体概要 『おじゃったもんせ(ようこそおいでくださいました)』をモットーに、ボランティアスタッフがお迎えします。
昭和48年に昭和天皇・皇后両陛下がご宿泊された様子を再現した本宅や、1万点にも及ぶ都城島津家の史料を収蔵展示する都城島津伝承館などを、見どころや秘話を交えながら、おもしろ楽しくご案内いたします。
都城島津邸の概要
都城島津邸は、都城島津家が明治12(1879)年以降住んだ邸宅で、広さ約5,000坪の敷地があり、現在は都城島津伝承館・本宅・石蔵・農芸館などがある。本宅は、国の登録有形文化財となっており、都城島津家の暮らしや昭和48(1973)年に昭和天皇皇后両陛下が宿泊された時の様子が紹介されている。都城島津伝承館では、都城島津家から寄贈された1万点を超える膨大な資料が保存、展示されている。石蔵は現在、カフェとして活用されている。
御門
屋根の瓦には、都城島津家の門が入っている。都城島津家は分家ということで、鹿児島の島津家と紋様が少し違い、丸と十字の間に少しスキマがある。
都城島津伝承館
平成22年(2010)に開設され、都城島津家より1万点を超える資料の中から定期的にテーマを設定して展示されている。
平安時代に南九州に「島津庄(しまづのしょう)」と呼ばれる日本最大級の荘園があった。鎌倉時代に入り、源頼朝が島津荘の下司職(げすしき・荘園の管理人)に任命したのが惟宗(これむね)忠久という人物で、島津荘に入ると「島津」を名乗る様になった。その島津荘の中心が都城だったことから、都城が「島津の姓の発生の地」といわれるようになった。
南北朝時代(1337~1392)の4代島津忠宗(ただむね)の子資忠(すけただ)が都城の北郷の地に入り、北郷家の初代藩主となった。その後北郷家は300年ほど続いたが、当主の短命が続いたため、鹿児島本家より3代にわたり養子を受け入れ、都城島津家と名乗るようになった。
都城島津家≪本宅≫
都城島津家当主の邸宅として、明治12年に建てられ、その後何度か改装されている。
玄関を入った正面奥の和室には、弓と木刀が展示されている。都城は、弓と木刀の一大生産地として有名で、弓は全国の90%作られていて、弓道の全国大会が毎年都城で開かれている。
昭和48年(1978)に、昭和天皇皇后両陛下が泊まられた時の食事がレプリカで展示されている。
食事をされた横の部屋には、食事後休憩された部屋があり、その当時は庭から遠方を見ると、鷹の一種のサシバの渡り風景が見えることで有名な金御岳(かねみだけ)が見え、その前には田園風景が広がっていた。金御岳を桜島、田んぼを海に見立てた風景に仕立て、鹿児島の屋敷に似せた庭づくりになっているが、現在は経年により風景は様変わりしている。
その2階には、天皇・皇后両陛下の寝室と更衣室がそのまま残されている。
天皇皇后両陛下が泊まられた時に造られた浴室が、今もそのまま残されている。
庭園
本宅の前には、手入れされた庭園が広がる。敷地内にはプールとテニスコート、池がある。池にはすっぽんが住み、野鳥も多く飛来する。
都城歴史観光ガイドの会
『おじゃったもんせ(ようこそおいでくださいました)』をモットーに、ボランティアスタッフがお迎えします。 昭和48年に昭和天皇・皇后両陛下がご宿泊された様子を再現した本宅や、1万点にも及ぶ都城島津家の史料を収蔵展示する都城島津伝承館などを、見どころや秘話を交えながら、おもしろ楽しくご案内いたします。
- 所在地
- 〒885-0055 宮崎県都城市早鈴町18街区5号
- 電話番号
- 0986-23-2116
ツアープラン情報
- ツアー名
- おじゃったもんせ 都城島津邸
- 料金
- 無料
ただし、都城島津伝承館・本宅の入館料は別途必要となります。 - 開催日時
- 9:30〜16:30
- ツアー時間
- 30分(お急ぎコース)
60分(通常コース)
90分(ゆっくりコース) - 予約受付
- 7 日前まで
- お問い合わせ
-
都城歴史観光ガイドの会
- TEL
- 0986-23-2116
- 定休日
- 月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌日)
- 営業時間
- 9:30〜16:30