水辺の妖精「梅花藻(ばいかも)コース」

藩政時代そのままの流路が残されており、市内の至るところに水流を見ることができ、せせらぎが聞こえます。

神石白石

白石の名前は、この白い石から始まったと古くから言い伝えられている。江戸時代の頃から神が宿る石として祀られている。

石の形から女性を模しているとも言われ、拝むことで子宝を授かるとも言われている。

仙台市根白石まで繋がっていると言われ、縁結びの神とも言われている。

菊面石(きくめんせき)

旧いきいきプラザ内に飾られている菊面石は、石の表面に菊の模様があり、国の天然記念物に指定されている。白石市の南に位置する犬卒都 婆(いぬそとば)というところで発掘されたもので、採掘できるのはイタリアとそこぐらいだとのこと。

こけし橋

白石の白をキーワードにブランド化を図っている。温麺(うーめん)・和紙と白い生地のこけしを白石三白(しろいしさんぱく)と言う。

沢端川

白石城の外堀となる川で、田に水を送る用水にもなっている。きれいな状態を守るため、水を抜いて年 2 回清掃がおこなわれている。そのおかげできれいな水に生息する梅花藻(ばいかも)が守られている。

2020 年に上映された「ラストレター」の舞台にもなった。

梅花藻(川の中の緑色)

水深の浅い清流で陽当たりが良く、低めの温度の場所に生育し、白い小さな花が咲く。1mくらいの長さになると自然にちぎれ、別のところに定着し、環境が整うと自然に増えていく。

武家屋敷

片倉 4 代藩主に嫁いだ姫様の添人として白石に来た小関元成の屋敷で、1730 年に建てられた。中流の武家屋敷になる。

JRの「大人の休日倶楽部」のポスターに吉永小百合が武家屋敷前に立った所と同じ位置でポーズをとる。

片倉家

伊達家が米沢で城を構えていた頃、片倉家は神職の家柄だった。大火が起きた時に活躍したことから小姓に取り上げられた初代小十郎の姉は、伊達政宗の乳母だった。最終的に伊達家の重臣となり、藩主は代々片倉小十郎と名乗った。

白石城厩口門跡

厩口門は、大手門の代わりになる門で、ここで馬を降りてお城に向かった。 明治に入り、門は延命寺に移設された。

厩口門跡を超え、城に向かう道にはもみじの木が生え、ちょうど緑鮮やかだった。秋の季節には見ごたえのある紅葉になるそうだ。

神明社

神明社は、伊達政宗と片倉小十郎を祀っている。伊勢神宮が本庁で、第 60 回式年遷宮(1973 年)でお役目を終えた門をいただいている。

白石城は、明治の廃城令で取り壊されたが、1995(平成 7)年にほぼ忠実に復元された。

廃城令に伴い城が取り壊された時、石垣含めてほとんどが売り払われた中、白石城東側に残った石垣がある。

当信寺

当信寺には、白石城の二ノ丸大手二ノ門(通称東口門)が移設されているが、見学当日は工事中だった。本堂裏には、片倉小十郎の後妻として入った真田幸村の娘阿梅(おうめ)と一緒に来た弟大八の墓がある。大八は仙台藩に取り入って家来になり、蔵王町に屋敷を構えた。仙台真田家として、現在まで続いている。

阿梅の墓石が、首を傾け歯が痛くて歯を抑えている姿に見えるので、墓石を削って飲むと虫歯の痛みに効くという迷信が生まれた。

壽丸(すまる)屋敷

壽丸屋敷は、明治から大正時代にかけて活躍した豪商のお宅で、母屋は大正、蔵は明治に建てられた。なぜ壽丸というかというと、家紋が大きい丸の中に丸が三つ入るところから、4 つの丸で「しまる」、そして「すまる」となまったと言われるようになった。

手作り甲冑展

見学した日に手づくり甲冑展が屋敷内で開かれていた。5 月 3 日に開かれる白石市民春まつりで甲冑を着ることを条件に、毎年製作者を募集して、1 年かけて作る。甲冑部分は厚紙で作られていて、材料費 3 万円ほどかかるそうだ。

どの甲冑も出来が素晴らしく、本物だと言われてもわからないほどだ。

白石和紙展示会

奈良の二月堂のお水取りの時、和紙で作った紙衣(かみこ)を毎年納めていた。手触りが良く、衣装として利用されていた。遠藤さんという方が携わっていたが、年を取られて現在は行われていない。

若い有志の方が中心となり、壽丸屋敷と横の蔵を壊すのを止めて残すように運動した。現在、和紙技術のすばらしさを伝えようと、和紙の展示コーナーとして活用されている。

白石和紙で作られた卒業証書が、白石市の中学校で使われている。

白石市観光まちあるきガイド

白石観光まちあるきを通して「感動」と「知識」そして「おもてなし」をお届けします。 蔵王の麓、風光明媚な自然と歴史のロマンが残る街並みは、映画「ラストレター」のロケ地にもなりました。市内を巡る堀割の水音、水辺の妖精「梅花藻」の可憐な花々、城下から仰ぐ雄壮な蔵王連峰、歴史の変遷に重要な役割を果たしてきた城下町の史跡と秘められたロマンを訪ねます。

団体窓口
白石まちづくり株式会社
所在地
〒989-0273 宮城県白石市中町48-5
電話番号
0224-25-6054

ツアープラン情報

ツアー名
水辺の妖精「梅花藻(ばいかも)コース」
料金
1 名あたり 1,000 円(小中高生 500 円、未就学児無料)
※ 2名以上
開催日時
10:00〜16:00
ツアー時間
1時間半〜2時間程度
予約受付
3 日前まで
お問い合わせ
白石まちづくり株式会社
TEL
0224-25-6054
定休日
火曜
営業時間
10:00〜16:00
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