回天基地

米軍が沖縄から九州・本州と来るので、別府湾に基地を作って攻撃しようとして、山口県の光・平生(ひらお)・大津島の3か所に続き、昭和20年4月25日に大神回天基地を開隊。
現在、実物大模型やその周辺が公園として整備され、「回天大神訓練基地記念公園」となりました。

見どころ・聞きどころ

  1. 人間魚雷回天の構造について
  2. 大神訓練基地の歴史
  3. 回天神社にある回天の一部の展示
  4. 江戸時代に造られた常夜燈について
  5. 1667年に作られたお茶屋「襟江亭」

回天

米軍が沖縄から九州・本州と来るので、別府湾に基地を作って攻撃しようとして、山口県の光・平生(ひらお)・大津島の3か所に続き、昭和20年4月25日に大神回天基地を開隊した。人間魚雷の回天は、全長14.75mで前方頭部に爆弾が仕掛けられていた。最大30ノット(時速56km)で海の中をかなり早く走ることができるが、乗組員は1人で実際は時速40kmくらいで進んでいたのではないかとのこと。回天を潜水艦の背中に乗せて訓練をおこない、実際に戦える状態になって、出撃するため愛媛県の麦ヶ浦待機していたが、終戦を迎えたそうだ。一人の犠牲者も出していないが、台湾出身の松尾秀輔隊員が日本軍のために何もお役に立てなかったということで、自決したのが雄一の死者とのこと。

魚雷調整プール

実寸大の回天の模型の横に、魚雷調整プールがあり、回天を引き上げて水漏れがないかの点検・検査をおこなっていた。

銅像2体「永遠の風に 青年」「永遠の風に 母妹」

回天大神訓練基地記念公園の真ん中に、銅像が2体ある。実際に回天に乗りこんだであろう推測される兵士の銅像と兵士を見送るお母さんと妹さんの銅像(後ろに見える)で、日出町在住の彫刻家辻畑隆子さんの作品。(想像上の人物)

回天の最後尾についてるスクリュー

回天は、推進力が強いように設計されているので、スクリューの前に縦・横用に舵があり、上下方向、左右方向に動くようになっている。

海軍の紫電改という戦闘機のプロペラ

記念公園の一角には、実物大の回天の模型横に海中で発見された紫電改のプロペラの展示もおこなわれている。

酸素圧縮ポンプ室

記念公園から200~300mの所には、酸素圧縮ポンプを格納していた豪があり、豪は何か所もあるそうだ。

回天の展示

昭和20年代に、漁師の網に引っかかっていたものを引き上げられたスクリューとエンジンの実物と、元隊員たちが奉納した回天の模型が展示されている。

回天神社

回天のための神社を作ることになり、若宮神社の一角に回天神社が創建され、毎年4月25日に、例大祭が開かれている。

常夜燈

1710年に作られた常夜燈で、当時は番人がいて菜種油を燃やして明かりを灯し、別府湾を航行する船の夜間海上航行の安全を図っていた。2基あったうちの1基だそうだ。

襟江(きんこう)亭

木下藩3代藩主木下俊長公が1667年に深江港近くに建てたもので、参勤交代の時に港を経由して行く時に使われていた。海(波)が静かな時に出るため、その待機場所として利用していたので、「風待ち潮待ち茶屋」と言う名前がついている。350年以上前の建物が現存しているのは大変すばらしいが、廃墟になっているのは何とももったいない感じがする。

ひじ町ツーリズム協会

歴史に詳しいガイドさんと歩く! 烏喪に城下町ウォーク 海景と湧水に育まれた海の城下町ひじは、豊臣家ゆかりの美しく静かな城址エリアを中心にその風情を感じることができます。 ゆっくりとのんびり歩きながら、見どころを案内します。

所在地
〒879-1506 大分県速見郡日出町2612-1 二の丸館内
電話番号
0977-72-4255

ツアープラン情報

ツアー名
回天基地
料金
1~4名 500円/人
5~9名 300円/人
10名~20名 250円/人
※ガイド1名につき最大20名まで。
20名以上は、ガイド2名で対応。
開催日時
9:00〜17:30
ツアー時間
30〜60分
予約受付
7 日前まで
お問い合わせ
ひじ町ツーリズム協会
TEL
0977-72-4255
定休日
無休(ただし、年末年始期間のぞく)
営業時間
9:00〜17:30
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