
薬王寺から大浜海岸までの美波町日和佐地区の町並みをご案内します。
江戸時代より廻船問屋で栄えた古民家、古民家を改装した都会からの移住者の新しい店舗、サテライトオフィスと地方創生カンパニー、うみがめのモニュメントや古い遍路標識等、新旧入り混じった「にぎやかな過疎の町」を案内します。
「あわえ」とは、こちらでの方言で集落の狭い路地の事です。
毎週土曜日13時30分から、オンラインガイドもおこなっています。
よろずや弁財天
美波町の標語は、「にぎやかな過疎の町・にぎやかそ」だそうだ。日和佐地区は、薬王寺の門前町として古くから栄え、遍路宿も多くあった。古民家も多く、古民家を改修して移住者が飲食や物販など店舗として活用するケースが増えている。
右の写真は、「よろずや弁財天」という店舗で、札幌からの移住者がオープンさせ、ベトナムコーヒーなどの飲食とイベントの展示をおこなっている。
豊田屋
昔ながらのパン屋で、亀の形をした最中やお菓子が有名とのこと。
阿波尾鶏(おどり)中華そば「藍庵」
阿波尾鶏という徳島の地鶏でだしをとっていて、コクがあるがあっさりした味で、人気店になっている。
まめぼんカフェ(MAMEBON CAFÉ)
元地域おこし協力隊員だった方が起業した店で、カフェを中心に営業していて、息子さんのニックネームを店舗名にしている。
この店が起点になり、古民家を使って店を始めている方が少しずつ増えている。薬王寺や日和佐へ来られた方に少しでも滞在時間を増やす取組みをおこなっている。
美波町門前町再生交流オフィス
門前町商店街活性化の窓口となっている。
トリックアート
鉄道の高架下のスペースを使い、トリックアートの仕掛けがある。
波を被っているように錯覚させるトリックになっている。
旧寺内家住宅
大正10(1921)年築の元遍路宿で、現在は「at Teramae」というカフェ・ショップ・デザイン事務所などを生業している会社が入っている。
旧旅館櫻屋
明治43(1910)年築の元遍路宿で、革製品を製作して販売する店ができる予定になっている。
弘法大師石像
元銭湯のあったところの一角にある銭湯内にあった弘法大師の石像。
さくら庵
移住してきた方が始めたゲストハウスで、居酒屋(バル)とマッサージもおこなっている。築100年以上経つ古民家を使用している。
阿波尾鶏・地魚料理「ひわさ屋」
元材木商で、現在は阿波尾鶏と新鮮な海の物を提供していて、おいしいと評判の店になっている。
へんろ道の道標
江戸時代中期に造られた道標。
お宿日和佐
フランス人の方が経営していて、玄関横にはオーナー自作の鏝絵があり、鯉と梅が描かれている。
鏝絵(こてえ)
お宿を経営しているフランスの方が彫刻家でもあり、製作された鏝絵が日和佐の町並みに数か所見ることができ、古民家に味わいを持たせている。
世間遺産「初音湯」
明治42(1909)年に建てられた銭湯で1990年まで営業していたが、現在は地方創生カンパニーのオフィスとして活用されている。玄関横には、ここにも鏝絵がある。
間(あわい・あわえ)
路地のことを、日和佐では間と書いて、「あわい・あわえ」と言うそうで、路地が多くある。
旧廻船問屋谷屋(たんにゃ)
江戸時代に船を使った運搬業務を中心におこなっていた廻船問屋で、徳島県下でも有数の豪商だった。建物は1870年頃に建てられ、国の登録有形文化財に指定されている。
現在は、ガイド案内中の一服する場所として利用される予定であり、また敷地内の一角で地ビールを製造する予定になっている。
法印さん
弘法寺にある石像。江戸時代、廻船問屋谷屋で船に乗り調理をしていた人で、先見の明があり、言うことがよく当たっていたことから、法印さんと慕われていた。
ちょうさ
ちょうさは、八幡神社の秋祭りで使われる太鼓屋台のことで、地区ごとにあり、全8基ある。古いものは江戸時代に造られていて、秋祭りのポスターが貼ってある建物に保管されている。祭りでは町内を廻った後、最後に屋台が海へ飛び込むところが、見せ場となっているそうだ。
大浜海岸
日本の渚百選に選ばれていて、ウミガメの産卵上陸地だ。
ウミガメ
日和佐うみがめ博物館の屋外プールでウミガメを見ることができる。
アカウミガメの卵は、砂に産み落とされ約60日で孵(かえ)る。砂の温度が29.5°より高いとメスで、低いとオスになる。時期・気温に影響するのかというと、そればかりではなく、産み付けた位置が海岸に近いか離れているかで砂の温度も変わってくるそうだ。
ツアーを終えて
古民家を改装して多くの移住者が店舗や宿を始めていて、活気を感じました。ガイドさんとの結びつきがさらに深まり、店舗に入って時間を過ごせるようになるとさらに町の良さを体感できるように感じました。

観光ボランティアガイド会日和佐
薬王寺や周辺の町並み、大浜海岸など美波町の観光スポットをめぐります。 2021年10月より「360度カメラ映像によるオンラインガイド・日和佐まちなみコース」を開始しました。(毎週土曜日) ホームページ(https://www.town.minami.lg.jp/kankou-guide/)をご覧ください。
- 団体窓口
- ひわさ駅観光案内所
- 所在地
- 〒779-2305 徳島県海部郡美波町奥河内弁財天250-4
- 電話番号
- 0884-77-0768
ツアープラン情報
- ツアー名
- あわえ・町並みコース
- 料金
- 無料
(ただし、有料施設に入った場合の入館料は実費) - 開催日時
- 年末年始を除き原則午前10時から午後3時までですが、お客様の御要望にお応えします。
- ツアー時間
- 約1時間
- 予約受付
- 1 日前まで
- お問い合わせ
-
ひわさ駅観光案内所
- TEL
- 0884-77-0768
- 定休日
- 年中無休
- 営業時間
- 10:00〜15:00