城内諏訪小路コース

趣のある小路を巡りながら、中を拝見できる住宅3軒と要害跡・諏訪神社を訪れます。

白糸まちなみ交流館

明治時代中頃に建てられた農家の家を移築し、中をきれいに改装して金ヶ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区のPRの活動拠点として活用している。ガイドさんの待機場所にもなっている。

概要

金ヶ崎は江戸時代仙台伊達藩の最北に位置し、南部藩と境を接していたので、仙台藩21要害の一つ金ヶ崎要害(出城)が置かれ、重要な拠点だった。

平成13(2001)年に、約34.8haにわたり国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。 

金ヶ崎城(金ヶ崎要害)跡

二の丸跡

12mの高台にあり、大手門・櫓・裏門・桝形・堀・蔵館などの跡がある。

城(要害)の裏手は崖になっていて、江戸時代は重要な舟運だった北上川が流れている。

諏訪(金ヶ崎)神社

陸奥の豪族阿部氏と朝廷との戦いである前九年合戦(1051~1062)年で、陸奥守だった源頼義が戦勝を祈願して信州の諏訪大社を勧請したのが始まりと言われている。

江戸時代の旅行家菅江真澄がこの地を訪れ、境内からの眺めを近江八景になぞらえたことから、東の眺めを諏訪八景と多くの人々に親しまれている。

諏訪小路

江戸時代は左写真のようなヒバ垣が中心だったが、昭和50年代に道路拡幅でこのような垣根は減った。

旧坂本家侍住宅

諏訪小路にある武家住宅で、お客様用と家の者用の入口が二つある。小姓の家で約560坪の敷地があり、1830年築の建物を復元している。公開住宅の中で天井があるのは、坂本家住宅だけで、床柱も当時のものだ。

旧大沼家侍住宅

表小路にある家臣だった住宅で、文化14(1817)年に古家を拝領したとの記述があり、平成23年に復元された。曲がった木を随所に使って配置し建てられていて、昔の人の知恵に驚く。屋根の萱を守るため、今でも囲炉裏に火を入れて燻している。

大松沢家

表小路と裏小路境の桝形道路沿いにある山林奉行を努めた敷地760坪ある家で、現在はレストランをおこなっている。

片平丁(かたひらちょう)

小路から左に曲がると、片平丁と言われる江戸時代から続くの道に入り、一挙に趣が出てくる。右側には堀がある。

旧大沼家侍住宅

6石2人扶持の侍の位としては一番下の住宅で、18世紀末ごろの創建と考えられている。この住宅も天井がないのは、囲炉裏で火を焚いて萱の保存がおこなわれているため。

城内町並み保存会ガイド部会

藩境の緑ゆたかな要害をガイドします。

団体窓口
白糸まちなみ交流館
所在地
〒029-4593 岩手県胆沢郡金ケ崎町西根裏小路2-12 白糸まちなみ交流館
電話番号
0197-41-2355

ツアープラン情報

ツアー名
城内諏訪小路コース
料金
5人以下 700円
10人まで 1,000円
15人まで 2,000円
20人まで 3,000円
30人まで 4,000円
開催日時
年末年始を除く
ツアー時間
約1時間30分
予約受付
7 日前まで
お問い合わせ
白糸まちなみ交流館
TEL
0197-41-2355
定休日
年末年始(白糸まちなみ交流館は木曜日休館)
営業時間
9:00〜17:00
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