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天岩戸神社

神社の入り口には、「岩戸開き」の神話の主人公で太陽神でもある天照大神の銅像がある。

「岩戸開き」の神話で有名な天岩戸神社

弟の素戔嗚尊（すさのおのみこと）が大変な暴れん坊だったため、天照大神は嘆かれて岩屋の中に立て籠もったことで、この世・あの世が真っ暗になり、災いが起きはじめた。

困り果てた八百万の神様方は天安河原に集まってあれやこれやと相談するが、思金命（おもいかねのみこと）という大変知恵のある神様の発案で、岩屋の前で長鳴鳥を集めて長々と鳴かせ、「朝ですよ」と告げ、天鈿女命（あめのうずめのみこと）という面白い女の神様が、伏せた桶の上で身振り手振りも面白おかしく踊りを舞ったところ、見ていた八百万の神様方が手をたたいてどぉっと笑うので、岩屋の中の天照大神は自分がいないのにどうして外が騒がしいのかと不思議に思われて、岩屋の戸を少し開けて覗いたところ、待ち構えていた手力男命（たぢからおのみこと）という力の強い神様が岩戸を思いっきり外して、天照大神の手を取って外にお迎えした。そして、世の中が元通り明るくなったという古事記・日本書紀の中に出てくる話で有名な天岩戸神社だ。

コロナ禍の為、暗い世の中を明るくしたいという思いで、参拝客が増えているそうだ。

「天岩戸ご案内」

神社の神職さんが、拝殿裏側の御神域を約10分ほど案内してくださる。対岸にご神体の天岩戸の洞窟が見えるが、長い年月の間に崖崩れがあり、下の岩が落ちたので現在は輪郭だけとどめているそうだ。今は深い川の先に見える状態だが、もとは平たんだったと考えられている。

御神域は撮影禁止なので、御神域に入る前と出たところの神楽殿の写真だ。

天安河原（あまのやすかわら）への道（遊歩道）

昔は大分に向かう街道だったところを途中まで歩き、天安河原に向かう。

遊歩道を下っていくと、途中から川沿いを歩くことになる。川は岩戸川といい、太鼓橋付近で土呂久川と合流している。川の音や小鳥の鳴き声を聞きながら歩くので、自然を感じ大変気持ちがいいが、夏場はさらに川風が吹き、気分の良さが倍増するそうだ。

次の写真の葉は、岩から直接葉が生えてくることとタバコの葉に似ているところから、「イワタバコ」と言われている。春～夏の時期に生えてくるそうだ。

太鼓橋がパワースポットとして知られている場所で、上流から清々しいパワーが流れてくるようだ。

川の風景とともに見る紅葉の時期は、素晴らしい景色が望める。

天安河原

洞窟は、間口30m・奥行き25mあり、天照大神が岩屋に隠れたとき、八百万の神様方が相談になさった所なので、わが国最初の国会記事堂のような場所とのこと。

洞窟の中に入ると、鳥居と社があり、八百万の神が祀ってある。なんでも願いを叶えてくれるということで、願い事を込めた石積みがたくさんある。

流木が洞窟の中まで入ってくるほど川が増水することがある。しかし、流木を片付ける前に、また石積みがおこなわれているそうだ。それくらい、石積みの人気は高い。

洞窟から見る朝夕の光景が素晴らしく、案内しがいのある場所だそうだ。

昔は石の祠だけだった。御祭神は、知恵の神の思金命（おもいかねのみこと）と払い浄めの女神の瀬織津姫（せおりつひめ）とのこと。　

八大龍王水神社

高千穂は水が乏しかったので、水が出ることに感謝を込めて昔から井川（いご）様と言われ、水神様として大切に祀られている。湧き水が出ているので、飲むことができる。

八大龍王水神様は、観音様の守り龍といわれていて、神仏習合になるそうだ。

読売巨人軍監督の奉納灯篭

商売繁盛や勝負事の祈願に全国から訪れるということで、巨人が宮崎でキャンプをおこなうとき、よく参拝に訪れるそうだ。元巨人軍監督の川上哲治氏や藤田元司氏の燈籠を発見した。

御神木

樹齢500年と言われているエノキで、龍のひづめのような根元と龍が空に昇るような立派な枝ぶりが見事だ。

拝殿

神仏習合なので、お参りの作法はどちらでもいいそうだ。