石の形は様々高さ6~7mほどの巨大な石がいくつも点在しています。自然によってできたものなのか、太古の巨石文明の名残か、はたまたパワースポットか、いまだ謎に包まれ、究めて稀なミステリースポットです。
唐人駄場遺跡
縄文・弥生時代の遺跡で、駄場とは平らで広い土地という意味だ。紀元前5000年頃から弥生時代にかけての石器や土器片がここからたくさん出土している。
海・山に近く、魚・貝や獲物があるうえ気候が温暖で、最高の立地だったと考えられる。
出土品の中に、重宝されていた黒曜石を使った刃物がある。黒曜石はここで採れたものではないのになぜか出土されているというと、金塊と同じように流通されていたと考えられている。九州の姫島で採れたもので、遺跡の中にいっぱい出てきている。その頃から交易があったと考えられる。
芝生広場を取り囲むように置かれた石がある。
広場になっていて、現在は遊び場になっていて、キャンプも行われている。
広場から唐人巨石群を見える。
唐人石巨石群
太陽の光が石(花崗岩)に当たると、きらきら光ったように見えるので、巨石群を沖から見ると、光って目印になったと思われる。唐人とは、光り輝く神の居場所を意味するので、山全体が神聖な場所だったと考えられる。最近は、パワースポットとして人気が高まっている。
山道に入る前に一礼して山の中に入る。
5分ほど歩くと、巨石群が見えてくる。自然にできたものか昔の人たちが積み上げたものかなぞになっている。
巨石群の中を進む。
狭いところもあるが、ガイドさんの指示のもと登っていく。
石の一番上までたどり着く。海を見わたすことができ、海からも石を見ることができたことが想像できる。
巨石群を降りていく途中に、花崗岩の特徴の断面が鋭く、包丁の刃状になっている岩があるが、人工的な細工は見当たらない。
ツアーを終えて
足摺岬から程近くにある唐人駄場遺跡は、縄文時代~弥生時代の遺跡で、当時は海面が15~20mほど高かったので、海岸近くだったようだ。温暖な気候と共に、海・山に近く食糧には不自由がなく発展したのではないかとガイドさんの話を聞きながら想像した。その遺跡(近く)に大きな岩がたくさんあり、ミステリーさを感じる。どんなロマンがあったのだろうか?
土佐清水市観光ボランティア会
足摺岬と、奇岩が連なり風光明媚(めいび)な景色を楽しめる竜串地区の2カ所に案内所を構え、ガイドメンバーが土・日・祝日及び長期休日には営業しています。 観光案内にとどまらず、「土佐清水の宝」を自分たちで発掘し、歴史や文化を含めた市の魅力を知ってもらおうと活動しています。
- 団体窓口
- 土佐清水市観光協会
- 所在地
- 〒787-0337 高知県土佐清水市養老303
- 電話番号
- 0880-82-3155
ツアープラン情報
- ツアー名
- 唐人石巨石群
- 料金
- ガイド1名 2,000円
(10名まで) - 開催日時
- 9:00〜15:00
- ツアー時間
- 約90分
- 予約受付
- 3 日前まで
- お問い合わせ
-
土佐清水市観光協会
- TEL
- 0880-82-3155
- 定休日
- 年中無休
- 営業時間
- 8:30〜17:00