上杉の城下町・町めぐりコース

米沢藩主である上杉家歴代当主の墓所、ゆかりのお寺(林泉寺)と城下町に残る蔵造りや伝統の味・技を見学して、歴史・文化を学びながら散策します。

上杉家御廟所(正式名称:米沢藩主上杉家墓所)

国指定史跡として登録されている。上杉家当主初代は謙信になる。上杉謙信の亡骸は、甲冑姿のまま瓶に入り、漆漬けにされている。上杉家の移動(越後・会津・米沢)に合わせて瓶も移動していた。米沢城の御堂に祀られていたが、明治時代に入りこちらの墓に移された。

最初にこの墓所に祀られたのは米沢初代藩主上杉景勝で、その後、藩主の墓は右・左と交互に建てられている。江戸時代が終わるまでに亡くなられた12代上杉斉定(なりさだ)までの墓が祀られている。8代の墓までは入母屋(いりもや)造り、9代以降は宝形(ほうぎょう)造りとなっている。緊縮財政のため9代重定の時代から造りが変わっている。

一つだけ藩主になっていない墓がある。鷹山の実子の墓である。鷹山が養子になって藩主になった後、先代に子ができたため、鷹山は11代を先代の子に譲ったため、せめて同じ墓所に祀ってほしいと墓が作られた。

春日山林泉寺(本堂内撮影禁止)

上杉謙信の祖父に当たる長尾能景(よしかげ)が1496年に開基建立した曹洞宗のお寺で、上杉家の菩提寺になる。上越・会津・米沢と移ってきている。現本堂は、1740年に再建された建物になる。

本堂奥には回遊式の庭園があり、米沢三名園の一つとなっている。

直江兼続夫妻の墓や上杉家及び家臣団墓所として、初代藩主(甲州夫人)、2代藩主(鍋島夫人)、3代藩主(会津夫人)などの奥方の墓がある。

また、武田家ゆかりの墓もある。武田勝頼が織田・徳川に負けた後、武田信玄の6男信清(上杉景勝に嫁いだ菊姫の弟)で、越後に逃げて上杉家の家臣となった。代々高家(儀式や典礼をつかさどる役目)衆筆頭として、1,000石の禄高だった。

酒造資料館 東光の酒蔵

1597年創業で、上杉家が米沢に来る以前からあった酒屋になる。酒蔵がお城の東に位置して、朝日が昇る方角の酒という所から「東光」と名付けられた。

ここでは現在、実際に製造していないが、中には仕込水が出ていて、おいしくいただいた。

平山孫兵衛商店

明治9年創業で、味噌・醤油を醸造している。おすすめ商品は「うまいたれ」で、出汁・めんつゆや卵かけご飯にかけるなど万能出汁として使える。

花角味噌醸造

上杉家と一緒に上越・会津・米沢に来たお店で、江戸時代は米の集荷業をしていた。明治時代に入り、味噌作りを始めた。

江戸時代に城下の相撲大会があった時、店主がそれまでの横綱をやぶった。そして枡に乗り米俵(約60kg)を持ち上げたことから、「枡に力」の称号をいただいた。その称号をカクリキと読み、その名前で親しまれている。

おしょうしなガイドの会

私たちが“おしょうしな”の心を込めてご案内いたします。 私たちは上杉の城下町、米沢の歴史と文化の松が岬公園を中心に無料案内しております、ボランティアガイドのグループです。 ガイド1人1人がお客様とのふれあいを大切にした個性的であったかく楽しいガイドをいたします。 ※「おしょうしな」とは、米沢の方言で「ありがとう」の意味です。

団体窓口
米沢観光コンベンション協会
所在地
〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-4-13
電話番号
0238-21-6226

ツアープラン情報

ツアー名
上杉の城下町・町めぐりコース
料金
1時間 1,000円
※ 詳しくはお問合せください。
開催日時
10:00~15:00
※ お盆、年末年始、研修日は休み
ツアー時間
※ 詳しくはお問合せください。
予約受付
5 日前まで
お問い合わせ
米沢観光コンベンション協会
TEL
0238-21-6226
定休日
12月29日~12月31日
営業時間
9:00〜17:00
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