
下呂温泉は日本三名泉の一つで、開湯1000年以上の歴史があります。歴史ある街並みの散策と国指定重要文化財「旧大戸家住宅」をはじめ10棟の合掌造りの集落を再現した合掌村のご案内をします。
概略説明
下呂温泉の源泉は、現在7か所に集められていて、そこから分配されている。源泉の温度は、摂氏55度最高84度とのこと。
旧国道41号の道が、下呂温泉のメインストリートとなっている。
白鷺橋
白鷺橋は下呂温泉の中心地にあって、8月1~3日の夏祭りはここを中心に開催されている。下呂温泉が、草津・有馬と並ぶ良泉であると評価した林羅山の銅像がある。
飛騨川(益田川)
飛騨川の河原に降りると、噴泉池(ふんせんち)といわれる対岸の露天風呂が見える。水着着用の混浴で24時間入浴可能だ。(令和3年12月1日より足湯専用に代わるとのこと)
飛騨川の源流は野麦峠付近とのこと。
冬の土曜日は河原から花火が上がるそうだ。
源泉塔
河原には、大きな燈籠のような形をした源泉塔が4基あり、ここで源泉を汲み上げている。pH9.18と高めのアルカリ性単純温泉で、対岸側に温泉スタンドがある。150㍑・200㍑で売っていて、高温なので焚き直しせずに使える。
温泉寺
温泉の湧出が止まっていた時、白鷺が飛騨川の河原に毎日舞い降りたことに不思議に思った村人が見に行くと温泉が沸いていた。その白鷺が薬師如来だったという白鷺伝説があり、薬師如来が本尊だ。
温泉街から173段の階段を上ってくるので、下呂温泉街の町並みを眼下に望むことができる。
湯の街通り
湯の街通りは、下呂温泉発祥の地と言われ、旧温泉街となっている。
下呂温泉では、温泉スタンドでお湯を買う人が多いため、自宅のお風呂で温泉を楽しむ人が多い。
雨情公園
野口雨情は、「通りゃんせ」「七つの子」「しゃぼん玉」などの童謡を作曲した人で、下呂に訪れていた縁で下呂小唄を作詞したことを記念して、雨情公園と名付けられた。
下呂温泉合掌村
旧岩崎家(民俗資料館)
江戸中期に富山県五箇山で建てられた家を移築されたもので、本を伏せたような屋根の形の切妻造りの茅葺きとなっている。
玄関は間口の狭い妻側になっていて(妻入)、五箇山の伝統的な合掌造りと言われている。
下呂は4月3日がひな祭りであり、その時期になると、資料館内に2000体近くの土雛が展示される。
竹原文楽記念館
竹原文楽は、下呂市竹原生まれの洞奥(ほらおく)一郎さんという方が、人形作りから操作まで一人でおこなった。125本の糸を使い、100体以上の人形を一人で操った。1976年には当時皇太子だった平成天皇が見学されたそうだ。指導が厳しくて、残念ながら引き継げなかった。何とも持ったいない話しだ。
しらさぎ座
芝居小屋のしらさぎ座では、竹原文楽が1969年~1996年まで上演された。現在は、大道芸や芸妓さんの舞などが上演されている。
旧大戸家住宅
白川郷から昭和38年に移築された建物で、衆議院議員の平沢勝栄氏の生家だそうで、1833~1846年にかけて建築された。1階は生活の場で、2階は養蚕などの作業場になっている。
円空館
下呂市内に残っている円空仏を展示している。円空は、63年の生涯の間に、10万体以上の仏像を彫ったといわれている。
森水無八幡神社
毎年2月14日におこなわれる田の神まつりは、国の重要無形民族文化財にしてされていて、相当なにぎわいだそうだ。

下呂温泉ほのぼのガイドの会
平成12年に設立されたボランティアのガイド団体で、「真心のおもてなし」をモットーにお客様の思い出作りのお手伝いをします。
- 団体窓口
- 下呂市役所観光商工部観光課
- 所在地
- 〒509-2202 岐阜県下呂市森960
- 電話番号
- 0576-24-2222
ツアープラン情報
- ツアー名
- 温泉街散策+合掌村見学コース
- 料金
- 無料
(拝観料は別途必要となります) - 開催日時
- 9:00〜17:00
- ツアー時間
- 60〜120分
- 予約受付
- 7 日前まで
- お問い合わせ
-
下呂市役所観光商工部観光課
- TEL
- 0576-24-2222
- 定休日
- 土・日・祝拾
- 営業時間
- 8:30〜17:15