Fureaú tours - ふれあうツアーズ | 日本の魅力にふれる旅をナビゲート

概略説明

電動アシスト自転車を使用し、上天草の美しい景色と、地元に人気のスイーツの店に寄る二つの楽しみが味わえる贅沢なツアーだ。

最初に、電動アシスト自転車の簡単な乗り方と、知らず知らずのうちに汗をかくのでこまめに水分補給を取るように説明を受ける。

横断歩道の渡り方

宮津海遊公園を出発し、国道沿いの歩道を１５分ほど走った後、海岸沿いの道に入るため、横断歩道を渡る。台湾の方を過去に案内した時、ガイドさんが超能力を見せると言って、手をあげたら車が止まったのを見て、びっくりしていたそうだ。

海沿いのサイクリング１

国道から海沿いの道に入ると、車がたまに通る程度になり、話しを聞きながらゆっくり走ることができた。

対岸には雲仙普賢岳が見え、その麓には島原の乱の最終決戦地の原城がある。そして手前には天草と島原の一揆軍が談合した湯島（談合島）が見える。上天草は天草四郎生誕地で、天草側と湯島・島原との位置関係が良く分かる。

1792年に島原で起きた大地震による津波が天草を直撃した後、返し波が島原を襲い、1万5千人もの死者を出したそうだ。

10月と2月には、天草（左）と島原（右）の間の海峡の間に、夕日が沈む。

海沿いのサイクリング2

真夏だったので、生い茂ったアコウの木陰に入り、水分補給をする。昔から、憩いの場として利用されていたそうだ。

海辺に佇むえびす様は、片手に釣竿、もう片手には鯛を持ち、まわしをしている。大漁や商売繁盛を祈願するえびす様は、天草にはたくさんいるそうだ。

ジラソーレ（レモンケーキのお店）

ここまで6kmの距離を走り、地元でも人気のスイーツの店に寄る。

レモンケーキが、「令和版 日本の洋菓子・スイーツ100」に選ばれた逸品の店。地元の人たちは、ジラソーレに行くことを、「ジラる」と言ってるそうだ。しっとりとしたおいしいケーキだった。

天草はトライアスロンのオリンピックディスタンスと呼ばれている51.5km（スイム1.5km・バイク40km・ラン10km）コースの発祥の地で、世界で初めておこなわれたところだそうだ。

海沿いのサイクリング３

途中、車エビの養殖やタコ漁をおこなっているところを見ながら、海岸線をずっと走る。

木陰を見つけては、水分補給をしながら小休止をする。

もっぱん（パン屋さん）

レモンケーキのジラソーレから1.5km走ったところにあるパン屋さん。

50歳で早期退職し、建築士と木工の技術を持っていたので、ご自身で建てられたそうで、人生の楽園にも出演された。

天然酵母のパンや総菜・菓子パンなどが並び、ピザも評判のお店。

海沿いのサイクリング４

上天草で一番大きい大矢野島から維和島（いわじま）へ向かう。維和島は、柑橘類の栽培や車エビの養殖業などが盛んだそうだ。

維和島に渡る橋の中央がビューポイントになる。北側を見ると宇土半島があり、三角東港のピラミッドタワーを見ることができる。南側には、白岳が見える。硬い地層と柔らかい地層が交互にあるため、硬い層の頂上から西側はなだらかな斜面になっているが、柔らかい層の東斜面はすとんと落ち込んでいる。こういう地形をケスタ地形というそうだ。

春風庵

ビューポイントから出発地の宮津海遊公園に戻る途中で、和菓子の店「春風庵」に立ち寄る。冷たいお茶をいただき、ほっと一息。名物のみそまんじゅうや季節の大福（行った時は梅大福を食べたが、時期によりイチゴ大福が名物）をいただく。