竜串奇岩ツアー

世界中で2箇所(台湾の野柳地質公園)とここ竜串・見残し地区は1400~2000万年前の砂岩・泥岩からなる浸食台地で奇岩の景勝地として江戸時代から有名です。長い年月を経て浸食され、岩肌に自然が織りなす不可思議な造形美に感動していただけます。

概要

竜串海岸の竜串は、地形が串刺しになった龍に似ているところから名付けられた。

室町時代から奇岩として有名で観光地だったので、1400年代後半に京都から来て土佐中村(現在の四万十市)に町を造った一條公が、こちらに来て遊んだという史実が残っている。

見残し海岸も見学ルートだったが、海が荒れていて船が出ないため今回は中止となった。グラスボートに乗りサンゴを見て、見残し海岸を歩き奇岩を見学する予定だった。

見残しの地名は、弘法大師がこの景勝地を見残したことからついたと言われている。

遊歩道の石

観光案内所から竜串海岸に向かう途中に敷かれた遊歩道には、さざ波が化石になった漣痕(レンコン)化石が利用されているものもある。

竜串海岸

日本列島が中国大陸からはがれたときにできた地層と言われ、変化が激しい時にできた地層は斜めになっている。噴火や地震があって、地層が固まっていない頃にできたいろいろな痕が残っている。

水がたまった所は泥岩があったと思われ、流されて残った砂岩がいろいろな文様を残している。

生痕(せいこん)化石

スナモグリの様な系統の生き物の巣穴の痕で、移動する間に巣穴の壁が厚くなって痕として残る。

タフォニ

岩に波が被り、水が蒸発すると塩分だけ残ると小さい穴ができる。

大地の息吹を感じながら、縞模様になった岩の上を歩く。

写真の割れ目は、マグマの熱水が出てきたところと言われている。

欄間岩(らんまいわ)

地すべりした痕だと言われている。 

サンゴのかけら浜

沖にサンゴ礁が群生している所があり、浜辺にサンゴのかけらが打ちあがってくる。

漣痕(れんこん)化石

波や水流の影響で、水中の堆積物の表面につくられた凹凸がそのまま地表に現れたものを漣痕化石という。

大竹小竹

竜串海岸で一番有名なスポットで、よく写真で紹介されている。マグマの熱水が流れ出た所が節のように見える所から名付けられた。昔はもっと丸かったが、ごつごつしてきている。波の影響などで、砂岩の形状がどんどん変わってきている。 

絞り幕

液状化現象があった痕跡。

蛙の千匹連

生痕化石が無数にあり、蛙のように見える所から名付けられた。

砂の地層

砂の地層が表面に出てきているところがある。

断層の始まり

横筋が入っているところから断層が始まっていて、これが見えているのは珍しい。

座頭の昼寝石と不背山

座頭の昼寝石は、人が横になって寝ているような姿勢に見える。

不背山は高さ約15mで、どこから見ても表に見えるところから名付けられた。

ツアーを終えて

海岸に出たと同時に、今まで見たことがない景色が広がり、目を奪われました。地層の浸食により出来た岩の模様な言葉では表現ができない情景でした。竜串海岸を今まで知りませんでしたが、このような景色に出会えたことに感動しました。

土佐清水市観光ボランティア会

足摺岬と、奇岩が連なり風光明媚(めいび)な景色を楽しめる竜串地区の2カ所に案内所を構え、ガイドメンバーが土・日・祝日及び長期休日には営業しています。 観光案内にとどまらず、「土佐清水の宝」を自分たちで発掘し、歴史や文化を含めた市の魅力を知ってもらおうと活動しています。

団体窓口
土佐清水市観光協会
所在地
〒787-0337 高知県土佐清水市養老303
電話番号
0880-82-3155

ツアープラン情報

ツアー名
竜串奇岩ツアー
料金
ガイド1名 1,000円
(10名まで)
開催日時
9:00〜15:00
ツアー時間
約60分
予約受付
3 日前まで
お問い合わせ
土佐清水市観光協会
TEL
0880-82-3155
定休日
年中無休
営業時間
8:30〜17:00
このツアーに申し込む