内宮ガイド

およそ2000年前、垂仁天皇の御代から五十鈴川のほとりに鎮まります皇大神宮は皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしています。
内宮の入口である宇治橋をわたり、玉砂利を敷き詰めた長い参道を進むとそこは神域。「心のふるさと」と称される日本の原風景が広がります。

帯同していただいたガイドさん

お名前
金森 美希 さん
ガイド歴
5年
趣味・特技
ガーデニング、お琴
一言PR
皆様を伊勢でお待ちしています。

伊勢神宮 概要

伊勢神宮は、日本全国に約8万社ある神社のうち格式の高い中心的存在の神社になる。伊勢神宮は、正式名称「神宮」と言い、内宮・外宮の正宮(しょうぐう)をはじめ、別宮・摂社・末社・所管社合わせて125社の総称になり、伊勢市内はじめ近郊に点在している。伊勢神宮と言っているのは、伊勢にある神宮と言う意味になる。

現在、天皇は126代に当たる。(2024年2月現在)天照大御神の御魂の宿る御神体「八咫鏡(やたのかがみ)」は、第10代の崇神(すじん)天皇の御代に、はじめて皇居をお出ましになり、大和の笠縫邑(かさぬいむら)におまつりされた。ついで第11代垂仁天皇の御代に、皇女の倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大御神にもっと理想的なよい土地に移っていただこうと思い、伊賀・近江・美濃・伊勢と何年もかけて探し求め、今の五十鈴川のほとりにお鎮まりになったと伝えられている。これが内宮のご鎮座で、日本書紀に紀元前4年の話として載っている。 

内宮 概要

「是の神風(かむかぜ)の伊勢の国は、常世の浪の重浪(しきなみ)帰する国なり。傍国(かたくに)の可怜(うま)し国なり。是の国に居らむと欲(おも)ふ」という日本書紀の一文がある。「伊勢の国は、風光明媚なきれいな土地の理想郷で、ここに住みたい」と天照大御神の御神託があって、この地にお宮を建てた。天照大御神の御魂が宿るとされる三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)がお祀りされている。

鳥居

外宮の正殿の棟持柱(むなもちばしら)は式年遷宮後に、宇治橋の外側の鳥居に用いられる。さらに次の遷宮後には、桑名の七里の渡し跡の鳥居に使われる。(リユース)

また、内宮の正殿の棟持柱(むなもちばしら)は式年遷宮後に、宇治橋の内側の鳥居に用いられる。さらに次の遷宮後には、亀山の関の追分の鳥居に使われる。(リユース)

宇治橋

日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれている。

宇治橋の上流側には、木除杭が立っていて、流木などが橋に直接当たらないように防御されている。

橋の中央から五十鈴川を望む風景は、撮影ポイントになっている。

奥の森は、宮域林といって、遷宮用の木材(檜)の供給ができなくなっていたため、大正12(1923)年に200年計画を立て、200年先には遷宮用の木材を自前で確保できるように目指し育林に力を入れている。

参道

通常昼参拝するが、朝5時の静けさの中で、玉砂利の音を聞き、澄んだ空気の中を参拝するのもいい。

明治時代中期までは、見切り石の両側に神職の館や民家があった。

火除(ひよけ)橋

宇治橋を渡っても、明治時代まで神職の館や民家があったため、神宮を守るための延焼対策として火除橋がある。

五十鈴川

五十鈴川はすごくきれいで、元禄5(1692)年に5代将軍綱吉の生母桂昌院が寄進されたと言われる石畳から手を清めた。

瀧祭神(たきまつりのかみ)

五十鈴川の守り神である。社殿はなく、依代(よりしろ)の石に祀られている。

八百万の神の拝所跡

江戸時代まで八百万の神の拝所が設けられていた。伊勢神宮の広報誌「瑞垣」でも紹介されている。

風日祈宮(かざひのみのみや)

五十鈴川に流れ込む島路(しまじ)川に架かる風日祈宮橋を渡った先に風日祈宮がある。橋からは、新緑や紅葉の時期には美しい景色を望むことができる。風日祈宮は、内宮の域内にある二つの別宮のうちの一つで、風を司る神として鎌倉時代の蒙古襲来の時に、蒙古軍を退けたご神威により、別宮に加えられた。ご祭神は外宮の風宮と同じで、級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)。

四至神(みやのめぐりのかみ)

四至神は神域の守護神で、神域の境界を護る。

御稲御倉(みしねのみくら)

正宮と同じ萱葺きの神明造で、神宮神田から収穫された抜穂(ぬいぼ)が納められている。納められた稲は、お祭りのときの神饌に使用される。

御贄調舎(みにえちょうしゃ)

内宮の祭典の時、お供え物の鮑(あわび)を調理する儀式が御贄調舎でおこなわれる。

正宮(石段から上は撮影禁止)

日々の感謝の気持ちを込めてお参りする。お願い事は、まずは公的な大きなお願い事(世界平和など)がよいとされている。

荒祭宮(あらまつりのみや)

内宮の域内にある二つの別宮のうちの一つで、天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)の荒御魂をお祀りしている。荒御魂とは荒々しく顕著なご神威をあらわす。

帰りの宇治橋

撮影スポットの一つで、お参り後に宇治橋を渡る手前から撮る。

擬宝珠(ぎぼし)

宇治橋を渡って帰る時に、最後から二つ目の擬宝珠の中には、宇治橋を守護する饗土橋姫(あえどはしひめ)神社の萬度麻(まんどぬさ)というお札が納められている。

お伊勢さん観光ガイドの会

伊勢神宮「皇大神宮(内宮)・豊受大神宮(外宮)」を中心に案内しています。 日本の心のふるさと伊勢神宮を散策してみませんか。

団体窓口
伊勢市観光協会
所在地
〒516-0074 三重県伊勢市本町14-6
電話番号
0596-63-6262

ツアープラン情報

ツアー名
内宮ガイド
料金
無料(内宮含むガイドには交通費1,000円)
開催日時
9:30〜15:00
※ 12月15日〜1月15日を除く
ツアー時間
3通りあります。
外宮 約1時間
内宮 約1時間30分
両宮 約3時間
予約受付
7 日前まで
お問い合わせ
伊勢市観光協会
TEL
0596-63-6262
定休日
土・日・祝日
営業時間
8:30〜17:00
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