啄木・賢治であいめぐり(Cコース)

日本近代製鉄の父「大島高任」生誕の地、歌人「石川啄木」が新婚生活を始めた家、作家「宮沢賢治」をテーマとした街並みの材木町を巡ります。

帯同していただいたガイドさん

お名前
石川 京子 さん
ガイド歴
18年
趣味・特技
スポーツ鑑賞、音楽鑑賞
一言PR
来て・見て・触れて・盛岡の良さを感じてくなんせ

盛岡駅

新幹線が盛岡まで昭和57(1982)年に延伸したのに合わせて、新しく駅舎が造られた。「もりおか」の文字は啄木の自筆で、書いた作品の中から1文字ずつ抜粋したもの。

新渡戸稲造像

盛岡出身の新渡戸稲造は、台湾の人達から大変尊敬されている。台湾の実業家・許文龍氏(ABS樹脂「奇美実業」会長)が寄贈した像が盛岡駅前にある。

啄木歌碑

啄木の50回忌を記念して1962年に建てられた歌碑の周囲は、お城の石垣をイメージしている。故郷の良さをしみじみ詠んだ「ふるさとの山に向かひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」が題材になっている。

文京区との友好都市記念碑

石川啄木が晩年東京都文京区に住んでいた縁で友好都市を結んでいる。石川啄木のひ孫の立ち合いで、記念碑が建てられた。

開運橋

明治23年盛岡に鉄道が通ることになり、架けられた橋だ。

NHK朝ドラ「どんと晴れ」(2007年上期放映)の1回目でこの橋が出てきている。「この橋を渡ると運が開けるよ」というセリフがあった。

二度泣き橋とも言われている。盛岡への転勤で、辺鄙なところに来てしまったが、2~3年後の転勤で盛岡を去る時は盛岡人の人情が忘れられなくて、今度は離れたくないという思いに駆られるところから名付けられた。

開運橋の真下は、毎年7月末に開催される「盛岡・北上川ゴムボート川下り大会」のゴール地点。その参加人数の多さからスイスの大会を抜き、ギネス世界記録になっている。

大島高任生誕地

盛岡藩の侍医・大島周意の長男として盛岡で生まれた大島高任は、近代製鉄の父と言われ、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」が平成27(2015)年に登録されたことで、一躍注目を浴びるようになった。

啄木新婚の家

石川啄木が新婚のころ住んでいた家が残っている。四畳半と八畳の二間の間借り(オレンジ部分)で、父母妹と夫婦の5人で住んだ。ふすま一つ隔てて別家族が住んでいた。元来藁葺きであり、現存する市内唯一の武家屋敷で、天井が低い。住んだ期間は3週間だけになる。

啄木数えで20才(満19才)の時に、結婚した。結婚式をここで挙げたが、啄木はその場にいなかった。啄木は26才2カ月(明治45年)という若さで亡くなり、妻の節子もその2年後に亡くなっている。 

随想「わが四畳半」の中に、四畳半の中に啄木と奥さんと妹と3人の机があったと書いてあるが、3人の机が同じ部屋にあったとは信じられない狭さだ。その横に親御さんがいた8畳間がある。

銀座の柳3世

銀座にあった朝日新聞社に啄木は晩年勤めていた。銀座にあった柳の木の挿し木が贈られ、大きく育っている。

材木町

江戸時代、北上川を使った材木の集積地だったところから材木町と名付けられた。宮沢賢治が盛岡高等農林学校に通っている頃、友達がこの町に下宿しており、アザレアという雑誌を出す案件でよく通った。

歩行者天国になる材木町「よ市」は、毎年4月~11月の土曜日15時~19時に開かれる。いろいろな店が出店していて、すごく賑わっている。

宮沢賢治の等身大の像

採石工場で働いていた時の休憩している時の姿。

村定(むらさだ)楽器店

クラシックが好きだった宮沢賢治が通っていた楽器店。

小さな博物館

盛岡の特産品や地場産品などへの理解・関心を深めてもらうため、市内の工房や店舗を「盛岡小さな博物館」として盛岡市が指定している制度で、自由に見学できる。コロナで予約制・見学中止になっている店がある。

光原社

以前は、同じ材木町の中の違う場所にあった会社で、農業関係の本を出版していた。宮沢賢治生前唯一の童話集である「注文の多い料理店」を出版したことで知られる。光原社の命名は宮沢賢治によるもの。

旭橋

川沿いの各家が護岸対策として石垣を組んでいるが、石垣の高さは家々でバラバラになっている。盛岡市の保存建造物に指定されている。

正面には岩手山が見え、ビューポイントになっている。(見学当日、雲に山頂は隠れていた)

北上川は世界でも数少ない「経線にそって北から南に流れる河川」である。

啄木出会い道

石川啄木が函館で教員をしていた時、同僚の橘智恵子を詠んだ句の一つ「かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど」が碑になっている。「一握の砂」に入っている。

盛岡ふるさとガイド

盛岡ならではのおもてなしの心で観光のお手伝いをいたします。 先人・文化人ゆかりの名所・旧跡を地元に伝わるエピソードを交えながら楽しくご案内いたします。

団体窓口
盛岡観光コンベンション協会
所在地
〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-10 プラザおでって2F 観光文化情報プラザ内
電話番号
019-604-3305

ツアープラン情報

ツアー名
啄木・賢治であいめぐり(Cコース)
料金
3,500 円(税込)(1~10 名様までご案内可)
10 名ごとにガイドの追加が必要となります。
※ 拝観料等は別途必要となります。
開催日時
第2火曜日・12/29~1/3 を除く
ツアー時間
90分
予約受付
7 日前まで
お問い合わせ
盛岡観光コンベンション協会
TEL
019-604-3305
定休日
第2火曜日
営業時間
9:00〜18:00
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