七日町散策コース

会津の昔の商家などから当時の営みが感じられます♪

帯同していただいたガイドさん

お名前
大塚 セイ子 さん
ガイド歴
10年以上
趣味・特技
会津の歴史を深堀り
一言PR
会津には、教科書には載っていないお話がまだまだあります。 未だに新しい発見があり、検証が続いています。 その中の一片でも触れていただき、当時の思いを感じていただけると嬉しいです ^ ^

末廣酒造「嘉永蔵」

1850年創業の酒造メーカーで、野口英世の恩師で大変お世話になった小林栄先生のお姉さんが嫁いでいるので、野口英世の母親も会津若松へ仕事の関係で猪苗代から出てきたとき、ここをよく訪ねていた。

建物の中に入ると、商売の受付をしていたという座敷があり、上には立派な神棚があった。

その座敷を通ると、天井が高いスペースがあり、あちこちに階段がある。

この奥には、今でも酒造りがおこなわれている蔵があり、中を定時ツアーが開催されている。

蔵の一角には、酒などの販売コーナーもある。

野口英世洗礼(初恋)の地

移転前の若松栄町教会があった場所は、若松銀座と言われ、一日中夜が更けるまで賑わっていた。野口英世はこの教会で洗礼を受け、初恋の人山内ヨネ子と出会っているが、初恋は実らなかった。

そのヨネ子さんは90才まで医者をしていて、病院をやっていた蔵は今も残っている。

鶴乃江

寛政6(1794)年創業で、現在女性が杜氏をしている珍しい造り酒屋になる。自分の名前「ゆり」を銘柄にしているブルーの瓶のお酒は、発売当初新鮮だった。口あたりがよく、女性に人気で、全国の賞をいくつも取っている。

七日町商店街概要

通り名は「なのかまち」、駅名は「なぬかまち」と言う。

25年前ほどまではシャッター商店街だったが、大正ロマンの雰囲気にしたことで、今は多くのお客様が訪れるようになった。店蔵の店舗が多く、菓子・会津木綿・馬刺し・甘味処・団子などいろいろな商品を扱っている店が建ち並ぶ。

会津新選組記念館

明治22年築の店蔵の1階の店舗には、新選組に関する商品を始め、昔懐かしい商品が所狭しと並ぶ。2階は記念館となっていて、会津藩、新選組、戊辰戦争の資料などが展示されている。

会津ブランド館

会津の土産がだいたい揃っている店で、今風の新しい作家の作品も多くそろえていて、価格も手ごろなため、修学旅行生が多く立ち寄る。

長門屋

嘉永元(1848)年創業の菓子店で、遠方から来られるお客様が買って帰るほど有名なお菓子があるそうで、店内には多くのお客様が見えた。

澁川問屋

明治15(1882)年にニシン・タラなどの干し物を扱う海産物の問屋として創業し、大正時代から昭和初期には最盛期を迎えている。昭和11(1936)年に起きた二・二六事件で、民間人として唯一処刑された澁川善助の生家になり、善助が過ごしていた2階の部屋を、三島由紀夫が「憂国の間」と名付け、その部屋は残っている。奥まで蔵が続き、今は郷土料理店として利用されている。

会津東軍墓地・阿弥陀寺

戊辰戦争で会津藩が降伏したのは11月6日(旧暦9月22日)の初雪が降る頃で、約3,000人が亡くなった。町中に残っていた遺体を阿弥陀寺と長命寺の2か所に葬られた。

奥の盛り上がったところに、1,200人の遺体が入っている。穴を掘って埋葬したが、人数が多く、こんもりした山になってしまった。

鶴ヶ城の唯一の遺構「御三階」は戊辰戦争後、阿弥陀寺の本堂として利用されていた。中は4層になっていて、2階と3階の間に天井の低い部屋がある。3階へは、上から引き上げる仕組みになっているため、密談用に使用されたと言われている。

斉藤一(藤田五郎)の墓地

新選組三番隊隊長として活躍した斎藤一は、戊辰戦争で幕府軍として会津で戦った。新政府軍が会津城に迫った時、土方歳三は会津を離れ、仙台に向かったが、斎藤一は「会津候(松平容保)あっての新選組」と言い、会津に残った。会津藩降伏後は幽閉していたが、警視庁に入り、西南戦争では政府軍として出陣した。

会津藩士の娘と結婚し、藤田姓を名乗り、72才で亡くなっている。毎年9月24日には、全国から多くの関係者が参列し、斎藤一忌が開かれる。

七日町(なぬかまち)駅

大正ロマンに合わせた駅舎に改装した駅の中には、土産物・カフェのショップもある。

稽古堂跡

日本で初めての学校が、1664年に稽古堂の名前でこの地に創設された。農民・町民・武士関係なしの学校として創設されたが、のちに武士専門の日新館と町民・農民用に分かれた。

現在、生涯学習総合センターの名前を、「會津稽古堂」と名付けられている。

西軍墓地

戊辰戦争後に、明治政府の仮事務所(民政局)が融通寺に置かれた。その一角に西軍墓地があり、150人ほどが眠っている。現在は、東明寺が管理している。

会津まちの駅

まちなかの観光案内や伝統工芸品が展示販売されている。2階展示室では、地域のグループ作品展などに利用されている。赤べこ・起き上がり小法師の絵付け体験もできる。

興徳寺

鶴ヶ城外堀の内側郭内(かくない)にある唯一の寺だった。豊臣秀吉が奥州仕置の時、泊まっている。

京都で亡くなった蒲生氏郷の遺髪を納めた五輪塔(墓)がある。御霊屋(おたまや)もあったが、戊辰戦争の時焼失した。

会津おもてなし企画

会津生まれの会津育ちで、長年の歴史研究とガイド経験がありますので、おもてなしの心をもってご案内させていただきます。

所在地
〒965-0000 福島県会津若松市
電話番号
090-2988-2229

ツアープラン情報

ツアー名
七日町散策コース
料金
ガイド1名 6,000円
(参加者10名まで)
開催日時
お客様のご都合に合わせられるようにいたします
ツアー時間
120分程度
予約受付
10 日前まで
お問い合わせ
会津おもてなし企画
TEL
090-2988-2229
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