昭和の町散策

「昭和の町」の歴史や一店一品、一店一宝、昭和の商人の話など楽しいエピソードを聞きながら案内人と一緒に歩くことで、町の魅力を十分に味わうことができます。

昭和ロマン蔵1

概略説明

昭和ロマン蔵の受付で待合せた。昭和ロマン蔵は、大分県で有数の豪商といわれた野村家の米蔵で、1万俵納めることができた蔵だそうだ。蔵は、東蔵・南蔵・北蔵の3つあり、今のような展示は、平成13年に出来たとのこと。東蔵には、昔のおもちゃやポスターなどが展示されていて、日本一の駄菓子屋コレクターの小宮館長にお願いして、展示している。

南蔵は、食事処になっている。

北蔵(昭和の夢三丁目館)

中に入ると、正面にテントウムシと言われていたスバル360が展示してあり、ドアの向きが反対だったことがわかる。上に氷を入れて冷やしていた昭和の初めの冷蔵庫や戦後の三種の神器だった当時の洗濯機・冷蔵庫・テレビなど、懐かしいものが展示されている。その横には、小学校の教室を再現していて、テレビ・映画等の撮影でよく使われているそうだ。

豊後高田市は、ピーナッツとそばが有名とのこと。江戸時代は島原藩の飛び地だったことから、ピーナッツの種が長崎県の方から来たそうだ。いろんな産業がおこなわれていたが、特に海運業が盛んだったとのこと。豊後高田の中心街は、国東半島一のにぎやかな町として栄えていたそうだ。

ボンネットバス

土・日は車掌さん付きで、1回10~15分ほど走っていて、西佐知子さんという車掌さんが有名だそうだ。

アポロ社が作ったバスで、方向指示器は跳ね上げ式になっていて(白丸の部分)、バスに乗った年配の方がアポロを出せというそうだ。

昭和の町

概略説明

宇佐神宮から豊後高田まで、昭和40年まで鉄道が走っていて、その頃は大変賑わっていたそうだ。その後寂れてきたところに、町おこししようということで、平成13年に昭和の町を立ち上げたとのこと。商店街には、昭和30年代の建物が多かったので、昭和の町として立ち上げることになった。最初は年間2万人くらいくればいいと思ってみたが、ふたを開けたら40万人の方に来ていただいた。継続的に町おこしの事業を続けていくのは難しいと言われている中、20年も続いているのは、昔ながらの店をコンテンツにしているので、長く続いているのではないかとのこと。残念ながら、コロナの影響でお店が締まっているところが多くなっているのが、頭痛の種で、現在はガイド案内もあまりできていないそうだ。

商店街の中に入っていく。20年続いた理由の一つに、適度の道幅が良かった。中央線がないので、左に行ったり、右に行ったりで、寄り道がしやすく、歩道や信号がないのもいいとのこと。

大寅屋

駅通りにある大寅屋は、昭和55年から料金が変わってなく、ちゃんぽん・カレーライス・焼き飯が 350円とのこと。出川哲朗の充電旅にも訪れた店で、芸能人の来店も多いそうだ。

宇栄喜号本舗

大虎屋の横には、ピーナッツを販売している店があり、そこには「いさご」という天皇に献上したお菓子が販売されていた。豊後高田市特産の落花生(ピーナッツ)を使用した焼き菓子「いさご」は、ピーナッツの香ばしい風味が口いっぱいに広がるのとともに、”サクッサクッ”とした優しい食感がくせになるとのこと。

昭和の町を感じさせる看板やのぼり旗があり、演出効果充分。

尾鶴ラジオ電機商会

店頭のショーケースに、電機メーカーのマークとして使われた犬の人形が展示されている。耳の傾け方に特徴があり、亡くなった御主人の声だけ聞こえ、おかしいなと思い、耳を傾けている様らしい。他にも、昭和時代流行ったビデオの機械が並べられている。

プロマイドを飾っている店が懐かしいが、色褪せてきているのが残念だった。

森川豊国堂

手作りのアイスキャンデーが人気で、夏場は行列ができるそうだ。おせったい用のめがね菓子も売っているとのこと。

昭和の町のメインの店の一つだそうだ。

ウエガキ薬局

大正7年創業の薬局で、看板の文字が右から左に書かれている。

金岡

昭和26年の創業で、手作りコロッケが人気の店。昭和の町のメインの店の一つとのこと。

旧共同野村銀行跡

昭和8年築のモルタルづくりの建物で、国の登録有形文化財に指定されている。中には、貨幣の展示がされているが、土・日のみオープンとのこと。

佐田屋

江戸時代から300年続いていて、大分県内でも有数の豪商の家だったそうだ。店内に入ると、嫁入りに使った駕籠や古いものが展示されている

松田履物店

看板娘のゆきちゃんという有名な犬がいたが、残念ながら亡くなったそうだ。お客様が来ると、撫ぜてほしいため、後ろを向くのがとてもかわいかったとのこと。

古美屋

昭和ロマン蔵の中にある駄菓子屋の夢博物館と同じ系列店で、昭和のおもちゃや駄菓子を売っている2号店で、店内に入ると、鉄人28号が出迎えてくれる。

伯剌西爾珈琲店

昭和の町に溶け込んだ店づくりで、街歩きをしていた中で、お客様に対して呼び込みをして活気づけを行っていたのが、印象的だった。

千嶋茶舗

店頭のショーケースは、アルミのランドセルが飾ってあり、戦後3年くらい流行っていたそうだ。物珍しかった。店内に入ると、ほかにも素焼きの信楽焼や茶箱が展示されていた。

駄菓子屋の夢博物館

駅通りから新町2丁目・1丁目と歩き、昭和ロマン蔵に戻ってくる。東蔵にある駄菓子屋の夢博物館を訪れる。入って中央には、昔のデパートの屋上の遊園地をイメージしたものの展示があった。中央には、企画ものを展示しているそうだ。在庫40万点のうち、5~6万点を展示していて、随時展示内容を交換しているそうだ。行った日も、館長さん自ら展示品を並べていた。

令和天皇が子供のころ乗っていた三輪車と写真が展示してあるので、館長さんに話しを聞いてみると、平成20年(皇太子の時)に訪問された時のエピソード話しをお聞きした。 

陳列商品は少しでも種類を多く置いて、昔を偲んでもらえればありがたいとのこと。館長さんはコレクターということだが、本当に好きなんだろうなと感じた。

昭和の町ご案内人

昭和の町を知り尽くした「ご案内人さん」が方言を使って町の隅々までご案内。町の歴史や商人の楽しいエピソードを聞く事ができ、昭和の町の町の魅力のひとつになっています。

所在地
〒879-0628 大分県豊後高田市新町989-1
電話番号
0978-23-1860

ツアープラン情報

ツアー名
昭和の町散策
料金
案内人1名につき2,000円
開催日時
9:00〜17:00
ツアー時間
60分
予約受付
10 日前まで
お問い合わせ
昭和の町ご案内人
TEL
0978-23-1860
定休日
12/30・12/31
営業時間
9:00〜17:00
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